hoshostem’s blog

備忘録

リードはどうすれば長持ちするの?

リードにお困りですか?

クラリネットサキソフォンオーボエファゴット等の奏者の悩みといったらリードですよね。 ここでは大学での研究結果をもとに、「リードが長持ちする方法」をお教えします!

目次

  1. なんでリードは使えなくなるのか?
  2. どうすればリードの寿命を伸ばせるの?
  3. 参考文献

1. なんでリードは使えなくなるのか?

そもそもなんでリードは使えなくなるんでしょうか? 原因を探るために、リードを使うときにリードが受ける刺激を考えてみます。

  1. 水(唾液)につかる
  2. 振動させられる

こんなものでしょうか?(厳密に言えば口で挟む力とかも関係しそうですが、今回の論文で取り上げられていないので除外します)

aについては、リードに含まれている成分が水に溶け出すことや、リードの素材である葦の細胞壁が湿って形状変化することでリードの振動特性が変化するそうです。
bについては、強制的にリードを振動させると振動特性が変化することが確認されたそうです。

どちらもリードの変化の原因みたいですが、どうやらaの水の方が影響が大きいようです。

2. どうすればリードの寿命を伸ばせるの?

以上のように、リードの劣化の原因は水が大きいみたいですね。 つまり、リードの劣化を防ぐには水につかる時間を減らせばいいということになります。

リードが水に接している時間はと言うと…
1. 演奏前にリードを水につける(オーボエファゴットのみ?)
2. 演奏中に唾液がつく
の2場面しかありませんよね。

まとめると、リードの寿命を伸ばすには、
・演奏前にできるだけ水につけないようにする
・演奏に使わない
ぐらいしかなさそうです…

プラスチックリード等の人工リードの発達に期待しましょう!

3. 参考文献

Akahoshi H, Obataya (2015) Effects of wet–dry cycling on the mechanical properties of Arundo donax L. used for the vibrating reed in woodwind instruments. Wood Science and Technology 49(6):1171-1183